糖尿病とは?

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「メタボリック」や「生活習慣病」という言葉は、最近では、子どもでも知っているくらい定着してきました。
でも、その内容については、よくわかっていないというのが現状です。
「メタボリック・シンドローム(症候群)」とは、内臓脂肪型肥満によって、いろんな病気にかかりやすくなっている状態をいいます。
「生活習慣病」とは、「糖尿病」「脳卒中」「心臓病」「高脂血症」「高血圧」「肥満」などの総称です。
これらの病気は、個別の原因で発症するのではなく、肥満、とくに内蔵脂肪型肥満が根本原因だと考えられています。
また、それは、毎日の良くない生活習慣の積み重ねから、そうなってしまうことから、「生活習慣病」と名付けられました。
日本人の死因の3分の2近くが、この生活習慣病で、年々その割合が増加傾向にあるということですから、無関心ではいられません。
では、その中で、特に最近、増加傾向にあるという「糖尿病」とは、どんな病気なのでしょうか?
一言で言うなら、「血糖値」が高くなる病気です。
私たちは、食べ物を消化吸収することで、活動エネルギーを作り出しています。
食べ物中の栄養素にはいろんな種類がありますが、その中の「炭水化物」「脂質」「たんぱく質」を『三大栄養素』といいます。
その中で、エネルギー源の中心となるのが「炭水化物」です。
炭水化物は、体内で消化・吸収されると、「ブドウ糖」となって肝臓へ送られます。
そして、脳や筋肉で利用され、残りのブドウ糖は肝臓内にグリコーゲンとして蓄えられます(余った分は脂肪になります)。
体が活動して血液中のブドウ糖を消費すると、グリコーゲンが分解され、再びブドウ糖となって血液中に放出されます。
このようにして、活動エネルギーが常に維持され、血糖値は一定の範囲内におさまっています。
「インスリン」は、すい臓で作られるホルモンで、体内の細胞が血液からブドウ糖を吸収する手助けをします。
つまり、インスリンはブドウ糖のメッセンジャーというわけですね。
ですから、そのインスリンが不足したり働きが悪くなったりして、ブドウ糖がうまく細胞に運ばれなくなると、筋肉や内臓がエネルギーを吸収できなくなります。
そして、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高くなり、その状態が継続する病気が「糖尿病」です。

糖尿病の種類

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「糖尿病」には、いくつかのタイプがあります。
◆原因による分類
「1型糖尿病」「2型糖尿病」「遺伝子異常」「続発性糖尿病」「妊娠糖尿病」などです。
「1型糖尿病」は、すい臓のインスリンを作る細胞(β細胞)が壊れて、インスリンの量が絶対的に足りなくなって起こります。
子どもの頃に発症することが多く、かつては「小児糖尿病」とか、「インスリン依存型糖尿病」と呼ばれていました。
「2型糖尿病」は、食事・運動などの生活習慣から発症する場合が多く、わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプです。
「インスリンの出る量が少なくなって起こるもの」と、「インスリンの働きが悪くなり、肝臓や筋肉などの細胞がブドウ糖をうまく吸収できなくなって起こるもの」があります。
「遺伝子異常」は、「糖尿病の遺伝子だけを優性遺伝するもの」が6種類、「ミトコンドリア遺伝子異常」「インスリン受容体異常症」などがあります。
「続発性糖尿病」とは、感染症・免疫の異常・肝臓やすい臓の病気など、他の病気が原因となって引き起こされるものや、薬そのものが原因となるものがあります。
「妊娠糖尿病」は、妊娠中に増加するホルモンの作用により、血糖値が異常になる症状をいいます。
一般的には、出産後に改善しますが、改善しない場合は胎児への影響があるため、注意が必要です。
◆程度による分類
「生存のためにインスリン治療が必要」…インスリンが絶対的に不足し、体外から補給が欠かせない状態。1型糖尿病のほとんどがこれに該当。
「高血糖改善のためにインスリン治療が必要」…インスリン治療が必須ではないが、血糖コントロールのために必要な状態。
「インスリン治療は不要」…食事療法・運動療法・投薬による治療で血糖コントロールが可能な状態。2型糖尿病の多くがこれに該当。

糖尿病の現状

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では、糖尿病の人はどれくらいいるのでしょうか?
2007年の調査データ(厚生労働省発表)では、日本国内の糖尿病の患者さんは約890万人でした。
そして、糖尿病予備群の人が約1320万人、合計すると全国に約2210万人いると推定されています。
これは1997年(10年前)に比べて、約1.3倍も増えたことになり、厚生労働省も増加ペースの加速に対して危機感を表明しています。
しかし、糖尿病で治療を受けている方は、50%程度しかいないのが現状です。
どうしてかというと、糖尿病は、初めのうちは痛みなどの自覚症状がありません。
それで、検査で「血糖値が高い」「治療が必要」と言われても、そのまま治療を受けない人が多いのです。
そして、糖尿病によって亡くなった人の数は、1年間で約1万9600人もいました。(2006年データ)
これには、糖尿病によって発症の度合いが高くなる心臓の病気や、脳血管系の病気などの死亡者数は含まれていません。
それと、糖尿病を治療せずに放っておくと、合併症が出てしまうので要注意です。
合併症とは、その病気が元になって起こる別の病気や症状のことで、糖尿病には次のような慢性合併症があります。
・糖尿病神経障害(手足のしびれや壊疽など)
・糖尿病性網膜症
・糖尿病腎症
・脳梗塞、脳卒中、心筋梗塞
・下肢閉塞性動脈硬化症
・皮膚病、感染症
糖尿病特有の合併症は、「糖尿病神経障害」「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」で、これらを「3大合併症」と呼びます。
この他、高血圧・高脂血症・腎臓病の人が糖尿病になると、それらの症状を悪化させてしまうということです。

3大合併症

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「3大合併症」とは、「糖尿病神経障害」「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」のことをいいます。
糖尿病に特に多い合併症で、血糖コントロールや治療をしないままでいると、糖尿病を発症してから10~15年で発症する可能性があります。
「糖尿病神経障害」は、合併症の中でも、最も早く出てくる症状です。
末梢神経障害の手足の症状の出方は様々で、手足のしびれ、ケガやヤケドの痛みを感じにくいことなどがあります。
その他、筋肉の萎縮・筋力の低下・立ちくらみ・発汗異常・胃腸の不調・インポテンツなど、いろいろな自律神経障害の症状も出てきます。
「糖尿病網膜症」とは、眼底の網膜の血管の血流が悪くなって、虚血・血管の増殖・出血・網膜はく離などが起こり、視力が弱まることをいいます。
網膜症は少しずつ進行しますが、気をつけなければいけないのは、進行しても視力の低下などの自覚症状がないということです。
糖尿病自体も自覚症状の少ない病気なので、放置したままにしておくと、ある日突然、目が見えなくなった、目の前が真っ暗になったと病院に駆け込むことになります。
そして、「硝子体出血」や「網膜剥離」と診断され、さらに、失明してしまう場合や、白内障になる人も多いといわれています。
「糖尿病腎症」とは、尿を作る腎臓の「糸球体」という部分の毛細血管の血流が悪くなり、だんだんに尿が作れなってしまいます。
そうすると、機械で血液の不要成分をろ過する「人工透析」を行って、尿を作るようにします。
週に2~3回、病院などで透析を受けるため、日常生活への負担や影響が大きくなります。
現在、人工透析をすることになる原因の第1位が、この「糖尿病腎症」だということです。

糖尿病のチェック

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では、糖尿病にかかりやすいタイプかどうか、ちょっとチェックしてみましょう。
□太り気味である。
□40歳以上である。
□最近、運動不足である。
□お酒をよく飲む、量も多い。
□おやつや間食を毎日する。
□なんだか、食べ過ぎみたいだ。
□脂っこいものが大好き。
□甘いものも好き。
□野菜や海草類を、食べないことが多い。
□朝食は、食べられない。
□食事時間が、そうしても不規則になりがち。
□夕食が遅く、ドカ食いしてしまう。
□ゆっくり休めない、疲れがたまっている。
□ストレスがたまっていると思う。
□ドリンク剤をよく飲む。
□妊娠中に血糖値が上がった。
□家族や親戚に糖尿病の人が何人かいる。
さあ、どうでしたか?…チェックが多い人が、かかりやすいタイプです。

糖尿病は自覚症状がないので、すでにかかっているかどうかも、チェックしてみましょう。
□最近、太ってきた。
□食欲旺盛で、いくらでも食べられる。
□甘いものが、時々、急に欲しくなる。
□食べても、なんだかヤセる。
□全身がだるい気がする。
□なんだか、疲れやすい。
□足がむくみ、重い気がする。
□やたら、喉が乾く時がある。
□立ちくらみしたことが何回もある
□尿の回数が増えたし、量も多くなった。
□尿のにおいが、何だか気になる。
□尿の出が悪く、残留感がある。
□時々、手足がしびれ、ピリピリっとする。
□眼が疲れ、視力が落ちた気がする。
□ちょっとしたヤケドや、傷の痛みに鈍くなった気がする。
□下腹部が、何だか痒い。
□肌が痒い、かさついている。
もし、当てはまることが多い場合は、なるべく早く検査を受けるようにしましょう。

糖尿病の検査

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それでは、糖尿病の検査とは、どのようなものでしょうか?
簡単にいえば、次のような検査をします。
1.普段の血糖値を測ります。
2.空腹時の血糖値を測ります。
3.ブドウ糖(75g)を飲んで、2時間後の血糖値を測ります。
この3つのうちのどれかに異常値が出たら、別の日にもう一度検査をします。
その時に、また異常値が出たら、ほぼ糖尿病という診断になります。
「糖尿病型」と判定される結果
1.普段の血糖値が、200mg/dL 以上。
2.空腹時の血糖値が、126mg/dL 以上。
3.75g ブドウ糖負荷試験で、2時間後の値が、200mg/dL 以上。
また、検査で「糖尿病の疑い」が強く、次の症状が見られるときは、1回だけの検査でも糖尿病と診断されます。
1.糖尿病の典型的症状(口が渇く・水分を多くとる・多尿・体重が減少)がある。
2.グリコヘモグロビン(HbA1c)が、6.5%以上。
3.糖尿病網膜症が見られる。
4.現在「糖尿病の疑い」が強く、過去に高血糖を示したことがある。
グリコヘモグロビンとは、赤血球の中のヘモグロビン(血色素)にブドウ糖が結合したものです。
結合すると離れないので、1~2ヶ月前の血糖状態が分かります。
基準値は4.3~5.8%で、6.5%以上だと糖尿病と診断されます。
糖尿病だと診断された場合は、血糖値や合併症の程度、肥満の状態などを総合的に見て、治療方法が決められます。
血糖値があまり高くなくて、合併症もない場合は、薬は使わず、定期検査をして血糖値の上下を調べるだけになります。
血糖値のコントロールができるのであれば、日常生活は全く問題ありません。
もちろん、肥満・高脂血症などがあれば、それらを改善するような治療が必要になってきます。
糖尿病の検査は職場や地域の健康診断に含まれていますので、毎年必ず受けるようにして、年ごとの経過がわかるようにしておくとよいでしょう。

高血糖と診断されたら

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高血糖といわれたら、どうすればいいでしょう。
糖尿病は初めが大事なので、検査で高血糖といわれたら、まず、かかりつけのお医者さんに相談しましょう。
そして、定期的に血糖値の検査を受け、食事や運動など、日常生活についての指導を受けます。
ところが、血糖値が安定してくると、治ったかと安心して、検査や治療を受けなくなる人が多いのが問題です。
そのうち、いつの間にか血糖が上昇して、合併症を併発してしまいがちです。
血糖値が下がったからといって、もう治ったのではなく、生活習慣が乱れるとまたすぐに上がってしまいます。
一度糖尿病と診断されたら、きちんと定期的に検査を受けて、血糖のコントロールの状態を確かめることが大切です。
合併症を併発してしまうと、さらにさまざまな症状がでてきますので、日常生活や治療にいろんな支障が起こってきます。
必ずお医者さんの指示に従って、血糖のコントロールを続けていくようにしましょう。
最近は、自分で血糖値を測れる「血糖値測定器」があり、いろんな種類が販売されています。
機能に多少の違いはありますが、指や腕・太ももを針で刺して採血し、チップ(センサー)に付けて本体で測定するというものです。
メーカーによって価格や使い方、糖尿病のタイプや生活環境によっても、測定器を選ぶポイントがずいぶん違ってきます。
また、針やチップは消耗品ですし、長期に渡っての使用になるので、コストもかかります。
ですから、まずは、いろいろ調べてみてから購入することをお勧めします。
糖尿病のタイプによっては、一部、保険適用も可能ですので、詳しくはお医者さんに相談してみてください。

糖尿病の予防(肥満)

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現代人は、食べ過ぎや運動不足で肥満になる傾向があります。
肥満になると、軽い糖尿病状態になる人がいますが、早く解消すれば、また正常に戻る事ができます。
しかし、そのまま放置して、糖尿病になってしまう人が増えつつあります。
このように肥満が原因の糖尿病を「肥満糖尿病」といい、患者数は2型糖尿病の6割以上になります。
肥満はどうしていけないのでしょうか?
肥満は、私たちの体にとって異常事態であり、その度合いが高いほど、糖尿病や動脈硬化症などの生活習慣病にかかる率が増えます。
では、肥満とはどういう状態なのでしょうか?
肥満というのは単に体重が増えたというだけではなく、エネルギーの摂取と消費のバランスが崩れ、必要以上に体脂肪が増えた状態です。
しかし、体脂肪だけを正確に測定するのは難しいので、簡単に計算できるBMI(ボディーマス指数)で判定する方法が一般的になりました。
BMIは、「体重 (kg) ÷身長 (m) ÷身長 (m)」で、計算します。
この答えが、「18.5未満=やせている」「18.5~25.0=普通」「25.0以上=肥満」となります。
身長から標準体重を出すには、「身長 (m) ×身長 (m) ×22(理想体重)=標準体重」となります。
25以上を肥満とするのは、25を超えると多くのいろいろな生活習慣病が起きやすくなり、27で糖尿病になる危険が2倍になるということです。
では、なぜ肥満が糖尿病を起こすのでしょうか?
肥満になると、糖代謝を支えるすい臓などの各組織が、それぞれフル回転し、肥満という事態に対応しようとします。
しかし、その状態が長引くとオーバーヒート状態になり、次々と異常が起こり、糖代謝のサイクルが狂ってきます。
いくつかのそういう事態が連鎖して、糖尿病や他の病気が発症するのです。

糖尿病の予防(ダイエット)

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肥満糖尿病予備群または軽度の糖尿病の場合、まず、体重減少が予防・治療の第1歩です。
細胞が持っているインスリンの感受性(働き)を回復させ、正常な血糖値を取り戻すために、まず体重を減らしましょう。
日本人の場合、まず5kg 減らすだけで、インスリンの感受性や血糖コントロールが、目に見えて改善してきます。
減量は、食事療法と運動療法を組み合わせて行う方法が、無理なく出来て効果的です。
食事療法で摂取エネルギーを減らし、運動療法で代謝改善をして、太りにくい体質に改善していくのです。
減量しても改善が見られない、または減量が出来ない場合は、補助的に薬物療法を行うものの、肥満糖尿病の場合は減量で解決することが多いです。
減量は、目標によって、短期長期の2段階方式がオススメです。短期でガッと減量し、長期でジワジワ確実に減量していきます。
・短期プランは、「1日の摂取カロリー=標準体重×20キロカロリー」で、2~3ヶ月で3~5kg減量します。運動は補助的に行います。
・長期プランは、「1日の摂取カロリー=標準体重×30キロカロリー」で、毎月1kg~の減量を目標とし、運動量を短期より増やします。
運動量は、1日最低 200~300キロカロリーの運動を日課にします。
・最終目標は、BMI 20~24kg/m2 程度になることが目標ですが、減量はあくまで手段であって、目的は血糖値を正常範囲にキープできることです。
目標を達成後は、体重のキープと血糖値の良好な維持に、努めてください。
また、もし、どうしても減量がうまくいかない場合は、主治医に相談してみてください。
「超低カロリー食」「食事日誌」「教育入院」「肥満糖尿治療薬の処方」などの方法があります。
すべて、主治医の指示に従って行います。
減量を成功させるポイントは、次のようなことです。
1.肥満の今がチャンスだと思いましょう。まだ、軽度のうちなら糖尿病は治せるのです。
2.運動療法の前には、メディカルチェックを受け、関節症や他の合併症がないことや、注意点をチェックして行いましょう。
軽い運動から始めて、筋肉や関節を痛めないようにして、また、筋肉をつける運動も加えていきましょう。
3.停滞期やリバウンドにめげないで、あせらずに毎日の積み重ねで乗り切りましょう。
4.「早食いをしない」「ゆっくり、よく噛んで食べる」「満腹まで食べない」ようにしましょう。
5.薬はなるべく減らす努力をしましょう。食事と運動が減量の基本であり、最大の近道です。

糖尿病の治療法_食事療法

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食事療法はどうして必要なのでしょうか?
それは、糖尿病がインスリンの不足や欠乏から起こる病気だからです。
インスリンが不足すると、ブドウ糖などの栄養がエネルギーとして利用できなくなり、各細胞が栄養不足になります。
一方、利用されないブドウ糖はどんどん増え続けて、血液中にあふれてしまいます。
その状態が「高血糖」で、これを放っておくと合併症が起こってきます。
そうならないためには、食べ物の量を制限し、いろんな栄養が不足しないよう、「食事の取り方」を変える必要があるのです。
栄養バランスがとれていて、その人にあったエネルギー量の食事に切り換える、それが食事療法です。
食事療法は少し軽視されがちですが、一番効果があり、かつ、他の治療法の効果も助ける、一番基本的で重要な治療法なのです。
しかし、食事療法といっても、特別な食事ではなく、1日の摂取エネルギー量が制限されるだけです。
あとは「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」の三大栄養素と、ビタミンやミネラルなどを欠かさず、必要量とること。
つまり、それまでの食事の偏りを改めて、健康的でバランスのよい食事にすることが目的なのです。
また、そのことは、一般の人が生活習慣病を予防し、長生きするための健康食としても効果的です。
食事療法で少々難しく感じるのは、食品を選ぶとき、その食品の栄養素やエネルギー量が、わかりにくいということです。
そこをわかりやすく表にしたものが、日本糖尿病学会の「糖尿病食事療法のための食品交換表」です。
それは、普段よく食べる食品から約500種を選び、似たもの同士を分類し、同じ表同士なら交換可能な範囲を示したものです。
これを使えば、食品のエネルギー量と重量が簡単にわかり、また、他の食材に交換できるので、それほど献立に悩むこともありません。
ただ、実践の段階で、慣れるのにちょっとコツがいります。
「必要なエネルギー量」「必要な栄養量」を算出し、「80kcal=1単位(交換表の基準)」として、配分や交換のルールを把握します。
そして、よく食べるものをチェックして、すでにある献立表を食べたい献立にアレンジします。
そうやって、実践していきながら、どんどん慣れていってください。
そして、季節の変化や好みを取り入れて、「食事療法」をバラエティーに富んだ、おいしく楽しいものに変えていってください。

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